タムロンの新しいコミュニティサイト、TAMRON BASEが始まりました。記事コンテンツ、「レンズとめぐる日本の風景」のオープニングとして、写真家 別所隆弘が担当させていただきます。主に滋賀と京都を中心に撮影している風景写真家です。タムロンの公式ブログ「TAMRON MAG」でもいくつかレンズインプレッションを掲載していますので、是非ご覧ください。
さて、記念すべき最初の記事のタイトルは「翔んで滋賀」と付けたのですが、みなさんもご存知の通り、タムロンさんの本社が埼玉にあるので、人気を博した「翔んで埼玉」からの「翔んで滋賀」としてみました。(笑)
滋賀県には皆さん知らないかもしれませんが、日本で一番大きな湖があります。割とそれしかないと思われていて、あながち間違いでもない。僕もたまに、琵琶湖なかったら、まあ滋賀にいる意味ないよね、とか思ったりすることもないではないのですが、滋賀県はいいところです。まずはこれまで撮りためた作品の中から、滋賀の魅力をお伝えすべくセレクトしてみました。是非見てください。
(撮影地:滋賀県大津市。なんでもないある日の琵琶湖の風景。常に平たい)
平たい!いや、ほんと平たい。広くて平たい、なので構図作るのがめちゃくちゃ難しい!
滋賀に富士山や御嶽山のような山があれば、などとつい思ってしまいますが、琵琶湖から京都に続く琵琶湖疏水というのがあります。桜の時期は異次元の美しさなので、是非見てください。こちらの写真はもちろん、タムロンのレンズで撮っています。
(撮影地:滋賀県大津市。琵琶湖疏水の桜。世界で一番美しい桜だと思っています。今年仕事で行った青森県、弘前の桜もきれいでしたが、ここもとても素敵な場所です。)
この場所、みなさん撮ったことありますか?めっちゃくちゃ綺麗な場所です。こういった場所は、撮影しようと人が押し寄せがちですが、滋賀県人は旅人にとても優しくゆったりと撮れます。僕はここに来ると生まれたての子羊みたいに素直な気持ちになります。
ですが、このカット撮る時だけは態勢がしんどい!ローアングルでないと、うまく桜の花びらが輝かないんですよね。となると、重いレンズが使えない。そういうしんどい時には、軽いレンズが大正義。そんな時に役立つのがタムロン70-180mm F2.8レンズ。今タムロンレンズの中で、僕が最も好きな一本です。望遠系大三元とは思えぬ軽さで、しゃがんで持っても腰が痛くならない。桜の時は、みんな無理な体制で撮影しようとしますよね。でも使えるレンズが軽かったらとても助かります。70-180mm F2.8はそんな時のおすすめレンズです。
さて、こんな作品もご覧ください。
(撮影地:滋賀県。詳細は非公開。この日同じタイミングで5人くらいが撮影していましたが、大人がはしゃいじゃうくらいすごい光景でした。)
絶景です。タムロン28-75mm F2.8 (Model A036)で撮りました。場所は、まだまだ秘境ってことでこの場では控えさせていただきますが、どこかで僕に出会ったら、ぜひ聞いてください。直接ならお伝えします。尚、写真の縦横比が変なのはトリミングの必要があったのでご了承ください。
(撮影地:滋賀県彦根市高宮町。コロナ禍で開かれる花火を撮るときは、今までとは違うように撮ることを意識しています)
別所 隆弘 Takahiro Bessho
フォトグラファー / 文学研究者。
National Geographic 社主催の世界最大級のフォトコンテストである Nature Photographer of the Year “Aerials” 2 位など、国内外の写真賞多数受賞。写真と文学という 2 つの領域を横断しつつ、2020 年以後の「リモート時代の写真」のあり方を模索する。滋賀、京都を中心とした”Around The Lake”というテーマでの撮影がライフワーク。
【運営サイト】
HP:http://www.takahirobessho.com
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